MMDS大阪大学 数理・データ科学教育研究センター
Center for Mathematical Modeling and Data Science,Osaka University

直接効果・間接効果の推定および感度解析

田栗 正隆 (横浜市立大学)

大阪大学 数理・データ科学セミナー データ科学セミナーシリーズ 第28回

直接効果・間接効果の推定および感度解析

田栗 正隆 (横浜市立大学)

介入あるいは曝露効果に関心のある多くの医学研究では、推定した介入・曝露効果を、中間変数を介さない直接効果と、中間変数を介した間接効果に分解することにも興味がもたれる。本発表では、統計的因果推論の枠組みにおける潜在反応モデルに基づく直接効果・間接効果の定義と識別のための仮定、識別式について紹介する。また、識別のための「未測定の交絡がない」という仮定や「中間変数-結果変数間の交絡因子が曝露の影響を受けない」という仮定が崩れた場合の感度解析方法を発表者自身が行った研究を中心に論じる。紹介した方法の適用事例として、全米保健医療統計センターが公表している米国の出生証明書および乳児死亡に関するデータ解析結果を報告する。

講師: 田栗 正隆 (横浜市立大学)
テーマ: 大阪大学 数理・データ科学セミナー データ科学セミナーシリーズ 第28回
日時: 2017年11月07日(火) 14:40-16:10
場所: 大阪大学(豊中キャンパス) 大学院基礎工学研究科 J617ディスプレイ室
参加費: 無料
参加方法:
アクセス: 会場までのアクセスは下記URLをご参照ください。
http://www.es.osaka-u.ac.jp/ja/access.html
お問い合せ: 本ウェブサイトの「お問い合せ」のページをご参照ください。