MMDSの設立理念


数理モデリング・データ科学技術により,新たなイノベーション創出を可能にする分野横断型教育プログラムの開発を目指します。
  1. MMDSについて
  2. MMDSの教員・組織
  3. MMDSで学びたい方へ
  4. カリキュラム
  5. MMDSの活動

  6. 学内向け情報

 金融,安全,環境,流通,医療などの複雑システムは社会の至る所に多数存在し,その形態を大規模化,多様化させています。このような複雑システムを解析するために,従来の科学技術に加えて,数理モデリングやビッグデータ解析が果たすべき役割が大きくなっています。特に,近年のデータ解析技術の多様化・高度化により,数理科学とデータ科学という科学の方法論と実質科学の融合教育が重要視されています。数理モデリングとは,複雑な現象の解明や課題解決するための数理モデルや数理手法の開発を目的とした数理科学であり,現代社会における諸問題を解決するためには,不可欠な科学・技術の基盤になっています。一方,データ科学とは,大規模・大量データ(ビッグデータ)を活用した,研究や技術・サービス開発のための科学的方法論であり,革新的な新産業・新サービスの創出と全産業の成長を促進する社会を実現する新たな方法論として注目されています。
 近年の多様化・高度化されたデータ解析に対応するため,これまでの医学,情報,経済など各分野におけるデータ分析とは異なる,大規模複雑シミュレーションや数理・データ科学における最先端の技術を駆使できる数理人材(数理科学的な思考力を持つ人材)やデータサイエンティスト(データ科学スキルを持つ人材)が強く望まれています。さらに企業の急速な国際化は,数理・データ科学を専門とするグローバル人材(国際化に適用できる人材)の大量不足を招き,その育成を実現するための数理・データ科学の体系的な教育プログラムの構築が喫緊の課題となっています。
 大阪大学では,金融・保険教育研究センター(CSFI)の組織を再編成し,教育研究機能強化を図り,金融・保険数理や数理モデル,データ科学を体系的に習得できる先駆的教育プログラムの開発を通じて,次世代数理・データ科学グローバル人材を養成することを目的として,数理・データ科学教育研究センター(MMDS)を設立いたしました。MMDSでは複雑システムでつながる3つの分野を融合し,(i) 複雑システムの代表例である金融経済システムを研究対象とする「金融・保険部門(Division of Finance and Insurance,または,DFI)」,(ii) 複雑システムの解明・モデル構築そして複雑システムが有する種々の問題の解決を目指す「モデリング部門(Division of Mathematical Modeling,または,DMM)」,(iii) 複雑システムから蓄積される大規模・大量データ(ビッグデータ)を解析し研究・技術・サービス開発への活用を目指す「データ科学部門(Division of Data and Science,または,DDS)」の3部門を組織しました。
 MMDSでは,次の教育目標を掲げ,継続的な数理・データ科学グローバル人材の育成を通じて,社会に貢献していきたいと考えています。
● 金融・保険数理を駆使して,次世代金融・保険業界のリーダーとなる人材を育成します。
● 数理・データ科学を習得し,領域研究者とコミュニケーションを可能にする知識と能力を備え,分野横断型の融合研究・開発ができる人材を育成します。
● 国際競争力を備え,数理・データ科学技術イノベーションを実践できる人材を育成します。