MMDS大阪大学 数理・データ科学教育研究センター
Center for Mathematical Modeling and Data Science,Osaka University

AIによるデータ駆動型研究が拓く創薬と医療

九州工業大学 教授 山西芳裕

AI・データ利活用研究会 第26回

AIによるデータ駆動型研究が拓く創薬と医療

九州工業大学 教授 山西芳裕

近年の生命医科学では、疾患に関するゲノム、トランスクリプトーム、プロテオーム、メタボローム、フェノーム、インターラクトームなどのマルチオミックス情報が得られるようになり、生体内分子の網羅的解析が可能になった。同時に、膨大な化合物や薬物に関する生物活性情報も蓄積されている。このようなビッグデータ時代において、人工知能AIの重要性が高まってきており、多様な医薬ビッグデータの融合解析から創薬や医療に繋げる役割が求められている。
 本研究では、疾患に関するオミクス情報・臨床情報、生体分子に関するオミクス情報・相互作用ネットワーク情報、化合物に関する化学構造・生物活性情報・標的分子情報などの医薬ビッグデータを融合解析し、創薬や医療における様々な課題を解決するための機械学習アルゴリズム(AI基盤技術)の開発を行った。疾患・生体分子・制御化合物ネットワークを大規模に予測するデータ駆動型アプローチであることが特色である。当日は、創薬標的探索、ドラッグリポジショニング、ネットワーク創薬、シナジー創薬学、細胞直接変換、医薬品分子構造設計などへの応用例をいくつか紹介する。

講師: 九州工業大学 教授 山西芳裕
テーマ: AI・データ利活用研究会 第26回
日時: 2021年12月17日(金) 講演 18:10-19:10 質疑 19:10-20:10
場所: オンライン開催
参加費: 無料
参加方法: Zoomウェビナーを用いたオンラインでの開催となります。
参加ご希望者は以下の
・Googleフォーム
https://forms.gle/n9yxtCj9fLon6bBy5
にご記入いただくか
・自動配信システムへの登録
http://www-mmds.sigmath.es.osaka-u.ac.jp/structure/activity/ai_data_index.php
をご検討ください。
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アクセス: オンライン開催
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