東京証券取引所上場銘柄の取引間隔時間
柴田 舞(立教大学)
大証寄附研究部門セミナーシリーズ 第31回
東京証券取引所上場銘柄の取引間隔時間
柴田 舞(立教大学)
本研究は、東京証券取引所1 部上場の10銘柄を選び出し、取引と取引の間の時間とリターンの変化に注目して分析した。まず、取引間隔が短いことに加え、取引間隔には日中のパターンが確認された。また、リターンと取引種別符号付き売買高を回帰分析したところ、リターンが自己相関を伴いながら緩やかに変化することや、同種の約定種別が続くこと、そしてリターンは直前の約定種別とは同方向で、離れた約定種別とは逆方向の関係を持っていることが示された。さらに、取引間隔時間がリターンの変動を説明しているという結果が得られた。また、取引間隔時間をACD (Autoregressive Conditional Duration) モデルで説明し、時間パターンの粘着性を確認した。
講師: | 柴田 舞(立教大学) |
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テーマ: | 大証寄附研究部門セミナーシリーズ 第31回 |
日時: | 2012年03月19日(月) 16:20-17:50 |
場所: | 文学部・法学部・経済学部本館 1階 多目的室 |
参加費: | 無料 |
参加方法: | |
アクセス: | 会場までのアクセスは下記URLをご参照ください。 http://www.es.osaka-u.ac.jp/access/ |
お問い合せ: | 本ウェブサイトの「お問い合せ」のページをご参照ください。 |