LIBORマーケットモデルにおけるリスクの市場価格とリアルワールドシミュレーション
安岡孝司 (芝浦工業大学大学院工学マネジメント研究科)
大阪大学 金融・保険セミナーシリーズ 第39回(CSFI-CRESTジョイントセミナー)
LIBORマーケットモデルにおけるリスクの市場価格とリアルワールドシミュレーション
安岡孝司 (芝浦工業大学大学院工学マネジメント研究科)
近年では金利リスク管理のために金利シナリオのジェネレータとして金利モデルを使う動きがある。この場合、無裁定で金利が正のマルチファクターフォワードレートモデルを現実確率下で使うことが望ましい。その意味でLIBORマーケットモデルは金利ジェネレータとして高いポテンシャルを持つが、リスク中立確率下で構成されているため現実確率下で扱うことができなかった。
本報告ではLIBORマーケットモデルでリアルワールドシミュレーションを行うための理論を以下のように展開する。1) 現実確率下でLIBORマーケットモデルの存在を示す。2) リスクの市場価格を解析式で導く。3) 金利のリアルワールドシミュレーションについて基本的な性質を明らかにする。4) リアルワールドシミュレーションの実用化に際し、ファクター数の決定法、金利シミュレーションにおけるリスクの市場価格の機能、フォワードカーブの変化とリスクの市場価格の関係、などについて考察する。5) これらの結果を日本円LIBOR /swapデータによる数値解析例によって確認する。
講師: | 安岡孝司 (芝浦工業大学大学院工学マネジメント研究科) |
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テーマ: | 大阪大学 金融・保険セミナーシリーズ 第39回(CSFI-CRESTジョイントセミナー) |
日時: | 2012年01月26日(木) 16:20-17:50 |
場所: | 大阪大学大学院基礎工学研究科 (豊中キャンパス)I 棟 204号室 |
参加費: | 無料 |
参加方法: | |
アクセス: | 会場までのアクセスは下記URLをご参照ください。 http://www.es.osaka-u.ac.jp/access/ |
お問い合せ: | 本ウェブサイトの「お問い合せ」のページをご参照ください。 |