MMDS大阪大学 数理・データ科学教育研究センター
Center for Mathematical Modeling and Data Science,Osaka University

量子コンピューティングの金融への応用

宮本 幸一 (大阪大学)

大阪大学 数理・データ科学セミナー 金融・保険セミナーシリーズ 第127回

量子コンピューティングの金融への応用

宮本 幸一 (大阪大学)

量子コンピュータとは、既存の古典コンピュータとは全く異なる動作原理に従う計算機であり、これまでは膨大な時間を要していた計算問題に対して、大きな高速化をもたらすと期待されている。近年、量子コンピュータの開発が急速に進んでおり、産業応用に向けた研究も始まっ

ている。とりわけ、金融は有望な応用分野の一つに挙げられている。金融機関が日々の業務の中で行っている大変な数値計算の多くに、量子コンピューティングが適用可能であると目されているためである。本講演では、量子コンピューティングの概要と、金融への応用に関する研究の現状を説明した後、最近の私の研究から以下のトピックをお話しする。

・量子振幅推定とチェビシェフ補間を用いたバミューダン・オプションのプライシング

・有限差分法によるデリバティブ価格評価の量子アルゴリズム

講師: 宮本 幸一 (大阪大学)
テーマ: 大阪大学 数理・データ科学セミナー 金融・保険セミナーシリーズ 第127回
日時: 2022年03月09日(水) 16:50-18:20
場所: Zoomによるオンラインセミナー
参加費: 無料
参加方法: 参加費は無料ですが下記のリンクより事前登録をお願いします。


https://forms.gle/7qpFCN16hkwruq5R8


登録されたメールアドレス宛に参加用 URL をお送りします。
アクセス: 参加方法をご覧下さい。
お問い合せ: 本ウェブサイトの「お問い合せ」のページをご参照ください。