大阪大学　数理・データ科学教育研究センター
Center for Mathematical Modeling and Data Science,Osaka University

腸内細菌データを用いたデータ解析

朴 鐘旭（株式会社明治 乳酸菌研究所 研究員、医薬基盤・健康・栄養研究所 AI健康・医薬研究センター 客員研究員）

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AI・データ利活用研究会 第54回

腸内細菌データを用いたデータ解析

朴 鐘旭（株式会社明治 乳酸菌研究所 研究員、医薬基盤・健康・栄養研究所 AI健康・医薬研究センター 客員研究員）

腸内細菌研究は人間の健康と病気、医薬品およびバイオ研究の分野で非常に重要な研究分野となっている。腸内細菌情報を成功的に活用するためには、腸内細菌の群集と機能を構成し、影響を与えることが何か、腸内細菌内の特定種が他の種より重要なのか、構成と機能を操作できる方法と程度に対する理解が必要であるが、腸内細菌や生活習慣、遺伝子情報などを含む特徴は高度に個人化されており、これらの相互作用を理解することは容易ではない。
本講座では、腸内細菌関連データの特徴や表現型メタデータとの関連を評価した研究を紹介する。また、腸内細菌の複雑さを解決する鍵として注目されている人工知能を用いた解析について、大規模腸内細菌コホートデータを活用できる統合解析プラットフォームについて紹介する。