事業概要Outline
プログラムの背景・目的
本プログラム(MMDS 高度AI人材育成プログラム(データサイエンス分野) / HRAMリスキリング講座(チャレンジ))は文部科学省の「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」のもと創設されました。
AIの発展は予測を越え、産業界におけるDX及び即戦力人材の育成・確保は今や切実な問題となっています。本プログラムでは、このDXの根幹となるデータサイエンススキルを習得できるよう、産業界や社会のニーズに基づいたリカレントプログラムを提供し、高度なAI技能と実践力を備えた即戦力社会人を輩出することを目的としています。また大学・経済界・官公庁の密な連携体制により、産学共創の強化や受講生のキャリアパスの確立などをはじめとし、更なる好循環の構築を目指します。

プログラムの分野
本プログラムでは、数理科学・データサイエンスをベースとし、実社会に潜む様々な課題に取り組めるようになっています。主担当となるMMDSユニット・連携研究室の教員には、計算生物学、ロボティクス、人工知能、計算論的心理学、流体計算、金融工学と、文理問わず、様々な分野の専門家が揃っています。分野の垣根を超えた分野横断的な視点で実社会課題にアプローチしていきます。
プログラムの特徴
本プログラムで提供される内容は、数理データ科学分野において先駆的な教育システム開発と人材育成及び最先端研究を行ってきた、大阪大学数理・データ科学教育研究センター (MMDS) と、MMDSを主体として設立し、数理人材の育成と産業の活性化のための様々な教育形態での提供実績もある、一般社団法人数理人材育成協会 (HRAM) での提供実績内容を活用しながら、今必要とされている能力・今後にいかせる力を身に着けることができる内容となっております。
提供実績のある講義コンテンツの活用 & 異業種社会人が協働する課題解決型セミナーによるリスキリング講座
- トップレベルの大学院相当の講義コンテンツの活用
- HRAM(一般社団法人数理人材育成協会)が提供する60科目のe-learning教材やAI/データ利活用研究会を適宜参考に必要知識の習得が可能。
- 学際的な指導教員(2名)による充実したサポート体制
- 受講生は仮想的な研究室に配属され、学際的な指導教員2名(うち1名は企業等からの外部講師)による実践的な研究指導体制下で、自ら提示した課題に取り組む。
- 異業種社会人が協働するグループワークによる課題解決型セミナーによる実践教育
- 異業種に携わる小人数の社会人に対して実践的なセミナー指導を行う。
身に付けられる能力・スキル
具体的なスキルの例
- 独立行政法人情報処理推進機構 (ITSS) のITスキル標準でレベルIV相当(HRAM応用コースに該当)
- プログラムを受講した結果合格しうる資格試験としては統計検定1級および準1級相当(HRAM基礎コースプラスに該当)
サポート体制
- 仮想オフィス空間を用いた遠隔講義・演習システム
- DX設備により教育プログラムの自動化・遠隔化を進め、アバター・メタバースを活用したオープンで協働的なプログラムを構築。受講者が自らのオフィスにいながら仮想空間上での講師や他の受講者とインタラクティブなコミュニケーションを通して効率良く学習できる環境を整えます。また、学外通信時のセキュリティ面の強化も行います。
- 社会人の方が受講しやすい環境
- E-learning教材による継続指導の他、仮想オフィスによるセミナーなども行い、セミナー録画による反転学習体制を整えています。
連携体制
本プログラムは下記組織機関と連携しながら進めていきます。
- データ関連人材育成関西地区コンソーシアム (DuEX)
- D-DRIVE全国ネットワーク
- 数理人材育成協会 (HRAM) 個人会員、法人会員
- データサイエンティスト協会